◆知っておかないと後悔する『人材派遣』の仕組み
さて、『派遣社員』についてと雑学を学んだところで実際『派遣会社』の仕組みはどうなっているのでしょうか?
簡単に説明しますと契約者(登録者とも言う)の持つ個人財産(時間や労力)に付加価値をつけて販売を代理する事で利益を上げる企業ということです。
企業に就業すること自体、個人が自分の個人財産(時間や労力)を販売することによって給料を得ていると言えます。しかし、『人材派遣』の『派遣社員』と『社員』の違いは付加価値が付き、その販売を『派遣会社』が代行してくれるという点です。
まず、企業(クライアント)と『派遣会社』の間で雇用契約が結ばれ、指示等が伝達されます。そして、今度は『派遣会社』が私たち『派遣社員』と雇用契約を結び、企業からの指示等を伝達します。『派遣社員』は賃金を『派遣会社』からいただきます。『派遣会社』は企業(クライアント)からいただきます。ですから、企業(クライアント)と『派遣社員』の間では直接的な雇用契約関係はありません。
また、就職活動をする際の違いについては『社員』の場合、自分の経歴や経験、知識などを自分で相手に説明し、納得が得られた場合に契約となり、指示等も企業から直接もらいます。
しかし、『派遣社員』の場合は、『派遣会社』に登録する際に経歴等を説明しているため、勤務先が決定した場合はすでに納得してもらっている状態となります。ようするに勤務先に対してそこと懇意な第三者の知人から「私がこの人を保証します。」と一言付け加えてもらえる状態になるということです。
さらに付加価値が付きます。付加価値というのは、雇う側(クライアント)、雇われる側双方(『派遣社員』)に対して発生しています。
詳しく言いますと、企業(クライアント)側に対する付加価値というのは、自社で求人費用を掛けずに済むことや面接で一から説明しなくて済むこと、必要な時期に必要な人数を雇用できることなどがあります。
また、私たち雇われる『派遣社員』側に対する付加価値は、自分で勤務先を探さずに済むことや所属した派遣会社の信用性などを借りて就業できること、勤務先での交渉や不満の解決に立会ってくれることなどがあります。自分の経歴や経験、知識に自信がない場合、単身で就職活動を行うより遥かに就職率も上がります。
しかし、そんな『派遣社員』も知名度の向上、市場の拡大と共に、今では『派遣会社』への入社にも、それなりにテクニックのいる時代になったといえるでしょう。『派遣社員』だから気軽だ、適当にやっていても良い、という時代は終わりに近付いています。そもそも賃金をいただくのですから、プロとしての自覚や責任感は持っていなければなりませんが…
何となく『派遣社員』が気軽かな?と思っている貴方は、まずイメージと現実のギャップを埋めておくことが大切です。ですから、始める前にこの仕組みを良く理解し、『派遣社員』の良い部分、悪い部分を把握して、有効的に活用できる環境を作っておくのが『派遣ライフ』を快適に送る秘訣でしょう。
基本的には、勤務先との直接雇用契約がないという点の理解と、所属する『派遣会社』の企業力を確認することが『派遣社員』にとって大切であり、またメリット、デメリットになります。
どういう状況下に置かれたにせよ、依頼された業務を全うするということは『派遣社員』
であろうと、『社員』であろうと変わりありません。ですから、『派遣社員』なんだから、楽にお金が稼げるという誤解だけはしないようにしてください。楽をしたい場合は、それなりの理論武装をする努力が必要になります。
私の予想では今後、直接雇用自体が減少していくのではないかと思います。これから社会に出る方や、今の企業に満足しておらず転職を考えている方は『人材派遣』は一度は通ることになると思いますので、私の情報がお役に立てば光栄です。
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